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2018年の勉強会・研修会

12/11(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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12月11日(火)、月例の放射線室勉強会を平成30年度第2回放射線教育訓練として開催し、放射線技師15名、放射線室看護師4名、病棟看護師7名が参加しました。
始めに、放射線障害予防規定に則り「放射線障害の防止に関する法令」として、放射性医薬品を投与したオムツ使用患者のオムツの取扱について、2002年厚労省の通達により作成された当院のマニュアルを具体例を交え山﨑主任技師が解説しました。
続いて、日本アイソトープ協会編集による「放射線の人体に与える影響」と題したビデオにて、放射線の人体影響のメカニズム等について学習しました。
普段、放射線とは関わりの少ない看護師と認識を共有するよい機会となりました。

11/13(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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11月13日(火)、月例勉強会が放射線技師17名の参加により開催されました。
始めに、第一三共の佐々木氏より「造影剤の安全性と適正使用」と題し、問診からアナフィラキシーや血管外漏出の対応、造影後急性腎障害について、注意点等解説がありました。
続いて、福島係長より福島県における子どもの甲状腺検査について、平成23年から始まりこれまで4回の検査に参加した経験を振り返り、経緯と現状、今後の計画について報告がありました。
最後に、白井係長より医学物理士の紹介があり、放射線医療に医学物理学の専門家として貢献する医療職であることや、その業務内容の紹介がありました。
積極的に社会に貢献する姿勢や、研鑽を重ねて努力する職員の話を聞くことで、職場の意識高揚につながる貴重な機会となりました。

10/20(土)、第74回超音波部会研修会において野末技師が発表しました

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10月20日(土)、静岡県放射線技師会超音波部会主催による第74回超音波部会研修会が静岡県放射線技師会事務所において開催され、当院からは5名が参加しました。
今回の研修会は、この時期の恒例となった症例検討会が行われ、県内から8題の報告がありました。
当院からは野末技師が「偶然発見された腸間膜血腫の一例」と題して報告を行いました。スクリーニング検査で発見された症例で、まれな疾患とされています。ドプラ検査が鑑別には有用ではないかと他施設の方からアドバイスをいただきました。
他施設の報告では検査数が増加傾向にある表在領域の報告などもあり、活発な質疑応答がなされました。今回得た知識を今後の業務に活かしていきます。

10/09(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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10月9日(火)、放射線室勉強会が開催され、放射線技師20名と看護師2名が参加しました。
今回は前島技師を講師に、放射線障害予防規程に則り教育訓練を行いました。内容としては放射線が人体に与える影響について詳しい解説がありました。
臓器や組織の種類による放射線感受性の違いや、どの臓器にどのくらいの放射線を照射すると、どういった影響が現れるか等、放射線の人体影響のメカニズムについて解説しました。
放射線の人体に与える影響をより深く理解し、今後も放射線障害の発生を防止することに努めていきたいと思います。  

9/21(金)、第34回日本診療放射線技師学術大会において和田技師がシンポジストを務めました

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9月21日(金)から23日(日)にかけて第34回日本診療放射線技師学術大会が山口県下関市で開催され、~あなたの職場の感染管理は~をテーマにしたシンポジウムにおいて、和田技師がシンポジストを務めました。
和田技師は「ICT所属診療放射線技師の活動経験と役割」と題し、当院診療放射線室での感染管理を中心に発表しました。ICT所属の診療放射線技師は全国的にも少なく、厚生労働省 稲木 杏吏氏の基調講演でも、診療放射線部門の感染管理の遅れを懸念していましたが、当院では7年前より診療放射線技師がICTに参加し、積極的に感染管理に取り組んでいます。
会場は満席で立ち見の状態で、総合討論では時間を超過するほど活発な質疑応答があり、関心の高さがうかがえました。

9/11(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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9月11日(火)、放射線室勉強会が放射線技師16名の参加のもと開催されました。
今回は、一般撮影に使用するFPDの運用開始より約半年が経過したのを機に、FPDの使用方法の再確認と運用方法の検討が行われました。メモリーモードの撮影・登録方法、トラブルシューティングなどのマニュアルの確認、胸部ポータブル写真における画質のバラツキについても検討を行いました。また、FPDは従来のCRを用いた撮影に比べ被ばく低減と画質向上が見込まれますが、現在設定している撮影条件よりさらに線量を低減できる項目もあり、さらなる検討が必要です。
現在は主にポータブル撮影に使用していますが、今後はFPDの使用範囲を広げ、画質の向上、被ばく低減、撮影時の患者苦痛低減等、質の高い医療の実践に努めていきます。

8/14(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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8/14日(火)、放射線室勉強会が放射線技師20名の参加によって開催されました。
始めに、富士フィルムRIファーマの久村氏より、核医学検査の新しい薬剤についての説明がありました。神経内分泌腫瘍に集積する薬剤を使用した検査で、CTやMRIでは評価が難しい転移診断において検出率が高いという内容でした。
次に、畑係長より当院の心臓MRI検査についての説明がありました。MRIは動きに弱い検査ですが、動いている心臓を心電図や呼吸と同期させ撮像する検査です。これにより心臓の動きや心筋の評価などが出来る特殊な検査です。MRI担当者以外は普段関わることのない検査で担当者以外は特殊検査を知る良い機会となりました。

7/10(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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7/10(火)、放射線室月例勉強会が放射線技師17名の参加により開催されました。
始めに、バイエル薬品の松井氏よりESURガイドラインの改定点について解説がありました。特に「急性副作用の対応として、院内救急チームへの連絡方法の整備や心肺蘇生法の定期的訓練が推奨」と追加され、これらの重要性を再認識しました。
続いて、小島技師が大学院時代の研究テーマ「ポリマーゲル線量計」について紹介しました。ポリマーゲル線量計は任意の形状に作製でき、3次元の線量分布測定ができるメリットがあるが、精度や線量計の扱いにくさなど課題があること。そのため、より使いやすいポリマーゲル線量計の開発が求められており、特に放射線治療のQA・QCでの利用を目指して研究が進められている等の解説がありました。普段の演題と違った内容に参加者は興味深く耳を傾けていました。

6/12(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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6/12(火)、放射線技師17名が参加し放射線室月例勉強会が開催されました。
動脈硬化になると血液中のコレステロールが血管壁に沈着してプラークが形成されます。プラークは血管の狭窄や塞栓を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。
今回、プラークが形成されやすい頚動脈について、臨床検査室の櫻井係長に超音波検査を、診療放射線室の中道係長にはMRIを、CT検査は小島放射線技師を講師に講演を行いました。それぞれの特徴、検査法、得られた画像データの評価法等について分かりやすく解説していただき、有意義な勉強会でした。

5/8(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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5/8(火)、放射線室月例勉強会が開催され、放射線技師15名が参加しました。
始めに、日立製作所の須賀氏より最新透視診断装置の紹介があり、動き追従型ノイズ低減処理技術(MTNR)と、フレーム変換技術(FRC)を中心に説明がありました。MTNRは特許庁長官賞を受賞した優れた技術であり、低被ばくと高画質を両立した動画処理に魅力を感じました。
続いて、加藤技師より「胃バリウム精密検査の撮影方法」について講義がありました。健診胃透視で発見困難であった噴門部進行癌と、健診胃カメラで発見困難であった早期癌の2症例をもとに、精密検査に必要な知識と撮影技術について解説しました。透視部門全体のレベルアップにつながる大変有意義な内容でした。

4/6(金)、放射線室月例勉強会を開催しました

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放射線室月例勉強会が16名の参加のもと4/6(金)に開催されました。
3月14日にFPDが導入され、主にポータブル撮影に使用していますが、一般撮影系では初めての導入であり、様々な疑問や問題点が上がっていました。
そこで今回、富士フィルムメディカルの酒匂氏に講師を依頼し、FPDの基礎から画質評価、撮影条件、実際の撮影におけるポイントについて学習し知識を深めました。また講義に続き、これまでに撮影された画像を供覧し具体的なアドバイスもいただくことができ大変有意義な内容でした。今後も更に検討を重ね、診断価値の高い画像の提供、患者に優しい撮影技術の修得に努めて参ります。

3/13(木)、放射線室月例勉強会を開催しました

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3/13(火)、放射線室月例勉強会が開催され診療放射線技師19名が参加しました。
1題目は島津製作所の古川氏による「最新の一般撮影装置、画像処理技術」についての紹介がありました。オートポジショニングが可能なシステム連動機能や、自動長尺撮影、デュアルエナジサブトラクション、トモシンセシスの最新アプリケーション機能についての説明があり、新病院での使用を想定した活発な質疑応答が行われました。
2題目は放射線取扱主任者である畑係長より、放射線障害予防規程に則り教育訓練が行われました。今回は放射線の人体に与える影響についての教育でしたが、今後も法令を遵守し放射線障害の発生を防止し安全を確保することに万全を期していきます。

2/22(木)、放射線室月例勉強会を開催しました

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2/22(木)、志太榛原地区の放射線技師49名と当院医師13名が参加のもと、平成29年度志太榛原地区診療放射線技師研修会が開催されました。
今年度は当院が当番病院としてプログラムを企画し、特別講演として「急性腹症のCT画像診断」と題し、山梨大学医学部附属病院放射線診断科の輿石 強太先生をお迎えしました。
急性腹症の画像診断の基本は、単純CTでdirty fat sign、血腫がないか臓器の隙間をよく見ること、造影CTでは血腫の造影効果、SMAの造影効果を確認することが大切であると多数の症例を示し、大変分かりやすく解説していただきました。
今回の講演で得た知識を今後の業務、特に時間外での救急の現場で活かせるよう更に研鑽を重ねていきます。

2/13(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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2/13(火)、月例勉強会が開催され診療放射線技師18名が参加しました。
1題目はバイエル薬品の松井氏から「注射剤によるアナフィラキシー事例について」の講義がありました。アナフィラキシーはあらゆる製剤で発現の可能性があり、複数回安全に使用できた薬剤でも発症し得ることを認識する必要があること。アナフィラキシーを疑った場合はためらわずアドレナリン標準量0.3mg(成人)を大腿前外部に筋肉注射することが重要であることなどの内容でした。
2題目は秋山技師長と小島技師により「放射線検査に係わる医療事故・ヒヤリハットの事例」を紹介しました。日本医療機能評価機構に報告された事例の中から、当院でも参考になると思われる事例が紹介されました。CTの造影剤アレルギー関する事例、MRI室への磁性体持ち込み、検査時の患者転倒等、当院でも経験した事例が紹介され、改めて患者観察の重要性や、事故が起きたとき、的確、迅速な対応ができるように日頃のトレーニングの必要性を再確認しました。

1/9(火)、放射線室月例勉強会を開催しました

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1月9日(火)、診療放射線技師16名、看護師3名が参加のもと月例勉強会が開催されました。
 始めに、「急性期血行再建(総論)何をしている?全体の流れ」と題し、脳神経外科 山形医師より講演がありました。治療が10分遅れるごとに3ヶ月後に自立した生活ができる人が6%減少すると言われています。治療までの時間を短縮するには医師だけでは解決できない問題もあり、関係するスタッフへの協力要請がありました。放射線室としても連携し課題の克服に意欲的に取り組んでいきます。
 続いて、メーカーより「急性期脳梗塞治療 ペナンブラシステム」「脳動脈瘤 コイル術」の手順、手技等の解説がありました。
脳血管内治療-切らない治療-について理解を深め、モチベーションを高めることができました。

 


文責:診療放射線室

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