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2019年の勉強会・研修会

12月16日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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12月16日(月)、診療放射線技師15名、看護師4名が参加し、放射線月例勉強会を開催しました。
始めに、根本杏林堂より「CT用インジェクターおよび造影剤モレ検知システムLD」についての解説がありました。造影剤CT検査の際に、より安全に検査が行える検査方法や商品についての内容でした。当院でもCT装置更新時に造影剤モレ検知システムの導入を予定しているので、患者の安全と職員の被ばく低減に活用していきます。

続いて、村松技師より「他施設でのCT検査と救急で出会った症例」についての報告がありました。他施設での具体的な撮影方法を知ることができ、今後CT検査を行う上で大変参考になりました。

最後に、野末主任技師より「頭頚部Multiple CTA撮影」についての説明がありました。緊急を要する血栓回収術において、早期に迅速、安全に行うことを目的に組まれたプロトコールを、全ての当直技師がマスターできるよう学習しました。
今後も、患者の安全、質の高い画像情報を提供するための研鑽に励んでいきます。

11月25日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

11月25日(月)、放射線技師17名、看護師9名が参加のもと、放射線障害防止法の教育訓練をかねた放射線室月例勉強会を開催しました。
始めに、選任放射線取扱主任者の山﨑主任技師より「放射線障害予防規程の変更点」の説明がありました。危険時の措置、業務の改善についてマネジメント層をまじえた内容を原子力規制庁が求めており、緊急時の対応の手順、広報手段などを誰の責任で実施するか明確に規程されている等の報告がありました。当院としても規程に則った体制を整えて行きます。
続いて、日立製作所から本年度更新された電離箱線量計の取扱方法の説明を受けました。時定数がAUTO設定となり、読み値もデジタルにより明確になったため、年2回の測定もスムースに行える仕様になっています。誰もが正確な測定ができるよう参加者全員が実機による操作研修を行いました。

10月28日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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10月28日(月)、放射線技師17名と医師1名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
はじめに、放射線科 塚本医師による「頭部MRIの症例・所見」の講演を行いました。MRIは脳梗塞や血管の病変等様々な疾患に対して有用であり、それらの特徴、見分け方等を分かりやすく解説していただきました。
続いて、遠藤技師の大学在学時の卒業研究内容の発表を行いました。この内容も脳のMRIに関する内容であり、今後の診断に必要となる因子の先駆けとなるような内容でした。
最後に加藤技師より、胃X線基準撮影法の前壁撮影での変形胃に対する整復方法について、圧迫フトンにワイヤー糸を貼り付け挿入位置が透視画像で確認できるように工夫したことにより、正しい位置を圧迫することが可能となり撮影精度が向上したと報告がありました。
今回得た知識をもとにさらなる業務内容の向上に努めていきたいと思います。

9月30日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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9月30日(月)、放射線技師15名と医師2名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
はじめに、放射線科ローテート中の伊藤医師による「造影CTによってFitz-Hugh-Curtis症候群が疑われた一例」と題した症例報告があり、Fitz-Hugh-Curtis症候群の病態や画像所見について解説していただきました。この疾患では動脈相で所見があるため、救急におけるDynamic CTの重要性を再認識しました。
続いて、小島技師から「FPDとCRの画質評価」と題して画質評価の概要と実験結果について報告がありました。画質向上と被ばく低減は相反するものではありますが、今後も評価を行い、最適な線量での撮影に努めていきたいと思います。

8月26日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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8月26日(月)、放射線技師16名が参加し、放射線室勉強会を開催しました。
放射線障害防止法施行規則の一部改正に伴い、当院でも8月20日付けで放射線障害予防規程の見直し・改正されたことより、選任放射線取扱主任者の前島技師より変更点の解説が行われました。
主な変更点としては、①「教育及び訓練」内容と時間数及び再教育の期間の変更。②「危険時の措置」事故時の対応についての責任と役割、対応方法の明記。③「業務の改善」他組織との連携や組織図の改正。④「定期講習」選任取扱主任者の講習を受ける期間の変更。その他の細かい変更点は個々で確認しすることとしました。
規制対象外となる装置を担当する技師も改正内容を理解し、放射線障害を防止し公共の安全の確保に努める意識を高めることができました。
また、若手技師には主任者試験に挑戦し、放射線障害予防・放射線管理・被ばく軽減などに積極的に関与する環境を今後も築いていきます。

7月29日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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7月29日(月)、月例勉強会が放射線技師16名、放射線室および救急科看護師13名の参加により開催されました。
最初に、バイエル薬品の松井氏より「X線造影剤の安全管理」と題した講義を行いました。ヨード造影剤の造影原理と構造分類について、また大規模副作用調査の結果と副作用発現時の対処法、およびアナフィラキシーや血管外漏出の病態と具体的対応についての解説がありました。
次に、放射線科 塚本医師よる「救急CTにおける造影DYNAMIC STUDY」と題した講演では、造影CTにおける造影画像の成り立ちを、細胞と血管の模式図を用いてわかりやすく説明していただきました。特に、急速静注によるDYNAMIC STUDYでは、診断・鑑別に有用な後期動脈相を得ることができるため救急時に有用であること、安全に検査を行うためには耐圧ルートを用いた確実なルート確保が重要であることを、実験動画を交えながら説明いただきました。この他、DYNAMIC STUDYを行ったことで診断できた幾つかの症例提示もあり、日常業務に役立つ有意義な講演でした。

6月24日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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6月24日(月)、放射線技師16名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
始めに、中山技師を講師に「頭部MRI原理の原理、見方」と題し、DWIについての講義がありました。普段MRIの業務に就かない技師も当直時にはMRI撮像を行っていますが、DWIについて原理、読影方法を理解することにより、いつでも質の高い医療を提供できるようレベルアップに努めて参ります。
続いて、当院のDMATによる「災害医療研修会」に参加しました。災害拠点病院の医療スタッフとしてSTART法による1次トリアージをマスターすることは必要不可欠であり、有事の際には普段からの訓練が重要であることを再確認できました。

5月27日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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5月27日(月)、放射線技師18名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
始めに、富士製薬工業からゲルベ・ジャパンに販売移管された、マグネスコープ、オプチレイ、リピオドールについて、ゲルベ・ジャパンの倉橋氏より、組成、性状や効果等の説明がありました。また、会社概要についての紹介があり、造影剤のグローバルな情勢を理解することができました。
続いて、宿島技師長補佐によるFPDの操作事項の確認と運用検討を行い、救急一般撮影項目の設定内容の解説や、撮影時における操作ミスやトラブルの対処法の説明がありました。正確な撮影条件が必要となるVG撮影での、技師間のバラツキをなくし統一するための良い機会となりました。今後もFPDの特性を理解し、低線量、高画質な画像を提供できるよう研鑽に努めてまいります。

4月22日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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4月22日(月)、放射線技師16名、看護師2名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
今回は、放射線科の塚本医師に「緊急IVR」と題した講演を依頼しました。
講演では、緊急IVRで圧倒的に多いTAEについて、原理と利点、適応疾患、塞栓物質の種類や特徴についての解説がありました。さらに、様々なIVR症例における実際の手技について分かりやすく説明していただき、IVRに携わる技師には専門知識を吸収する良い機会となりました。また、TAE前に必須となる造影CTにおいて、IVRに有益な画像を提供するための知識を得ることができ、当直を担当する技師にとっても大変有意義な内容でした。

3月25日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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3月25日(月)、放射線技師12名、呼吸器外科医師1名の計13名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
今回は、コニカミノルタによるX線動画解析と肋骨減弱処理、経時差分処理についてのプレゼンテーションとデモを行いました。
X線動画解析では15fpsにて20秒弱、低線量にて胸部を撮影し動態解析することで、肺喚起シンチをリプレイス、また、COPDやPEの評価が可能になることが期待できる内容でした。
肋骨減弱処理、経時差分処理は、主に検診胸部において読影時間の短縮、見落とし防止、確信度の向上に有用であることが確認できました。
当院の現状等を踏まえ、効果、活用性を考える上で大変参考になる勉強会でした。

平成30年度第2回胃がん検診エックス線撮影従事者講習会において加藤技師が発表しました。

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3月2日(土)、静岡県放射線中部地区会主催による平成30年度第2回胃がん検診エックス線撮影従事者講習会・第2回放射線セミナーが静岡市のもくせい会館にて開催され、当院から4名が参加しました。
胃がんエックス線撮影従事者講習会では、当院の加藤技師が「胃バリウム精密検査の撮影方法」について発表し、実際にあった症例をもとに胃バリウム精密検査に必要な知識と撮影技術について解説しました。当院の他に2施設の発表や、その後の検討会では他施設での経験や工夫、改善点などを聞くことができ、大変有意義な講習会でした。

2月25日(月)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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2月25日(月)、放射線技師14名、医師2名、看護師24名の計40名が参加し、放射線室月例勉強会を開催しました。
始めに、重篤な副作用時の対応として富士製薬工業の森氏の進行により、アナフィラキシーショックと心肺停止を想定したそれぞれのシミュレーションDVDを視聴し、緊急時におけるシミュレーショントレーニングの重要性を学びました。チーム医療の現場で、患者の急変時に自分たちがしなければならない役割を再確認し、今後の業務の一助となりました。
次に、横田技師より放射線業務に役立つ英会話と題して、様々な場面で役に立つ英語や注意すべき言い回し方などが紹介されました。今後、外国人の患者と積極的にコミュニケーションを図ってみようと、勇気が湧く内容でした。

1月26日(土)、第3回静岡超音波研究会において前島技師が発表しました。

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(磐田市総合健康福祉会館)において開催され、当院からは3名が参加しました。
本会は静岡県および周辺の地域で超音波検査に携わっている医師、臨床検査技師、診療放射線技師など多職種を対象とした研究会です。
今回は「基本」をテーマに開催さて、当院の前島技師が「知っておきたいマンモグラフィー」と題して発表しました。乳房超音波検査ではマンモグラフィーの画像を読影した後に超音波検査を施行することが推奨されており、マンモグラフィー撮影に携わらない担当者に対しても、読影で使用される用語や、症例を提示しながらの読影方法等、分かりやすく解説しました。また、医師からは乳房超音波検査の前にぜひマンモグラフィーの読影をしてから検査に臨んでほしいと講評がり、今後の業務に活かしていきます。

1/8(火)、放射線室月例勉強会を開催しました。

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1月8日(火)、放射線技師22名が参加し月例放射線室勉強会を開催しました。
始めに、池谷技師より「患者紹介等に付随する医用画像についての合意事項」の内容説明と、当院での対応状況の報告がありました。一昨年5月にも同様のテーマで研修を行いましたが、医用画像の提供、受け取りの運用マニュアル、写真診断の正しい算定法について再確認しました。

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続いて、DMAT隊員の山中技師よる災害医療の研修では、START法による1次トリアージの概念、手法の講義、実技を行いました。災害拠点病院の医療従事者として最大限の医療を提供するために、繰り返しの研修を行うことで、知識の習得、技術の向上に努めていきます。

 


文責:診療放射線室 

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