5月24日(木)に六合公民館ロクティを会場に市民学習会が開催され、放射線科の齋藤亮医長と救急外来の大石初巳看護師長が講演を行いました。
第1部では放射線科の齋藤亮医長が「放射線治療とその展望」との演題で、症例の解説を交えながら放射線治療の役割、メリットや適応のある疾患、放射線治療に携わるスタッフの現状、放射線治療の展望について講演を行いました。
会場からは「放射線治療によって白血球が減少するのでは?」、「放射線治療のデメリットは?」といった質問があり、「化学療法との併用の場合に注意する必要があるが、白血球は体内の様々な場所で作られるため、一般的には心配する必要がない。」、「個人差もあるが、照射の過程で正常な細胞にも放射線が当たりダメージを与えることもある。しかし、低侵襲の放射線治療には、デメリットを上回るメリットがある。」と齋藤医長からの回答がありました。
第2部では救急外来の大石初巳看護師長が「救急外来の現状~よりよい救急医療提供の為に~」との演題で、当院の救急センターの現状について患者数の動向、当直医師や看護師の状況など実例を交えながら講演しました。
病院のマンパワー不足に理解を求め、「島田市休日急患診療所」や「志太榛原地域救急医療センター」の活用と不要不急な救急受診の抑制をお願いしました。
文責:経営企画課