9月は静岡県の地域医療を考える月間です。
「救急の日」の9月9日(日)、島田市地域医療を支援する会主催の震災時医療シンポジウム「震災時医療こそ市民の力で」が開催され、会場のプラザおおるりホールには地域医療に関心のある市民が多数集まりました。
シンポジウムは基調講演とシンポジウムの2部構成で行われ、当院から服部隆一事業管理者がシンポジストとして参加しました。
シンポジウム「災害時医療こそ市民の力で」
コーディネーター
山岡泰治 浜松医科大学地域医療学講座特任教授
シンポジスト
甲賀房江 島田市市民福祉部長
服部隆一 島田市病院事業管理者
藤本嘉彦 島田市医師会長
櫻井忠好 島田市歯科医師会長
シンポジウムでは、各シンポジストから災害時の医療体制と市民に期待する役割について説明がありました。講演内容は次のとおりです。
- 甲賀市民福祉部長:避難所に設置される救護所の運営体制や災害時用援護者台帳の整備状況など
- 服部事業管理者:災害時の病院の診療体制やトリアージの実施方法、倒壊した建物の下敷きになった場合のクラッシュ症候群の症状や対応など
- 藤本医師会長:被災地に派遣される医療チームの役割や救護所運営への医師会の協力体制など
- 櫻井歯科医師会長:避難所の住民に対する口腔ケアの重要性、被災者の身元特定のために歯科医師が果たす役割など
文責:経営企画課