2015年7月25日(土)に島田市川根文化センター(チャリム21)を会場に医療学習会が開催され、当院の服部隆一事業管理者と金谷消防署の伊藤剛史救急救命士が講演を行いました。
第1部では服部事業管理者から糖尿病についての講演が行われました。糖尿病は、自動車の普及と共に増えてきたこと、島田市の糖尿病予備軍の割合が県内でも高いとの説明がありました。糖尿病になっても、ほとんどの人は無症状ですが、非常に怖い病気で、合併症や癌の発生、易感染、感染増悪など様々な病気を惹き起こしてしまうとのことです。
糖尿病の治療として、食事療法が基本とのことで、自分にとって適切なエネルギー量の摂取、栄養バランスのとれた献立、1日3回、ほぼ均等量で規則正しく食べることの解説がありました。この中で、野菜など食物繊維を先に食べること、暖かいご飯ではなく、冷えたご飯が腸内環境改善効果があること、食事後の軽い運動が血糖値を下げることなどは、明日から実践したいとの意見が参加者からありました。
第2部では金谷消防署の伊藤救急救命士から救急車利用の現状について講演が行われました。講演では、昨年の川根南分遣所の救急搬送者数は、299人ですが、50%が軽症とのこと、適切な救急車利用が求められていることなどの説明がありました。また、川根地区の特徴として、ドクターヘリを要請する場合があることの説明や、いざと言う時に救急講習会の受講をお願いしますとの呼び掛けが行われました。
今回の学習会には、30名を超える多くの方が参加され、皆さん熱心に講演を聴いていました。
文責:経営企画課