HOME地域医療連携地域との連携地域医療を支援する会2016年10月川根地区医療学習会

2016年10月川根地区医療学習会

川根学習会201610-1.jpg

2016年10月15日(土)に島田市川根文化センター(チャリム21)を会場に医療学習会が開催され、当院の服部隆一病院事業管理者と脳卒中科・脳神経外科医長の山形桂司医師が講演を行いました。

川根学習会201610-2.jpg

第1部では山形医師から脳卒中についての講演が行われました。1985年以前、脳卒中は治療が困難な病気として手が出せない疾病でした。しかし、1995年以降にレントゲン、MRI、エコーなどの検査技術の進歩や有効な薬により、治療法が確立してきたと山形医師は語り始めました。脳卒中は、本当に最近になって治療ができるようになってきたようです。また、脳卒中は平成27年の年間死亡率が第4位ですが、救命されたとしても寝たきりとなる最大の原因となっており、患者の多くに後遺症が残るために治療に一刻を争う病気であるとのこと。 

川根学習会201610-3.jpg

脳卒中とはどういう病気なのか、脳卒中は、3つの病気「脳梗塞(血管が詰まる病気)、脳出血(血管が破れる病気)、くも膜下出血(血管に出来た瘤が破れる病気)」の総称ですが、そのメカニズムを人間の脳を樹木で例えた場合のわかり易い解説がありました。そして、脳卒中の症状は、突然に半身麻痺、言語障害、意識障害、頭痛などが出現しますが、前兆が無いため、症状が出てからでは、遅いとのこと。このため、日頃からの生活習慣を適切に守ることが予防に繋がるとして、高血圧、糖尿病、高脂血症、心房細動、喫煙、飲酒、肥満の方は、特に気を付けてくださと説明がありました。

 第2部では服部病院事業管理者から当院の現状についての講演が行われました。赴任時から現在までの経営状況の変化、近隣の病院との比較、当院の健全経営への取り組みなどについて説明がありました。
そして、新病院建設の作業状況についての紹介では、地盤調査を厳密に行っており、その結果から最適な工法を用いて施工する計画であるので安心して欲しいとの説明がありました。

川根学習会201610-4.jpg 川根学習会201610-5.jpg

 今回の学習会には、肌寒い夜にもかかわらず、60名程度の多くの方が参加され、皆さん熱心に講演を聴いていました。

文責:経営企画課

カテゴリー

島田市立総合医療センターShimada General Medical Center〒427-8502 静岡県 島田市野田1200-5

TEL0547-35-2111(代表)

FAX0547-36-9155

※詳しくは下記のリンクからご確認ください。

交通案内について

ページの先頭へ戻る