院内職員向けに災害医療研修会を実施しています
当院では、大災害や大事故等で多数の患者が搬送されてきた場合を想定した大規模災害対応訓練を毎年実施しています。平成26年度から院内職員向けに災害医療における研修会を月1回のペースで実施し、習得した知識・技術を災害時に実践できるよう準備しています。
研修会の様子はこちらをご覧ください(島田市立総合医療センターブログへ。新規ウィンドウで開きます)
令和元年度大規模災害対応訓練を実施しました。
令和元年11月9日(土)大規模災害対応訓練を実施しました。これは、限られた医療資源、医療従事者で大量のけが人に対応する訓練で、今年で19回目です。平成12年から毎年実施しており、病院職員だけでなく、大津地区住民、消防署職員、藤枝・焼津DMAT、看護学生にも参加していただきました。
今年は、中等症と重症の診療場所を変更し、より円滑な処置が行えるよう、各リーダーを中心に患者と職員の導線を決め、訓練に臨みました。絶え間なく運ばれてくる患者を前に、漏れのないよう記録担当と診療担当が声を出し、指差し確認をしながら経時記録を行いました。
災害対策本部では、問い合わせの電話が殺到し、電話が繋がらない・かけられないという事態への予防のため、今年は、受診専用と発信専用の電話を分け、対応者もそれぞれに配置しました。そのため、例年よりも対応者・対応内容が明確になり、対応に割く時間が短縮されました。訓練前には、救急科松岡医師や当院DMAT隊員が職員に向けて、計7回の災害医療研修会を開催しています。また、12月10日には訓練の振り返りを行います。
令和元年度 総合防災訓練を実施しました。
9月13日(金)、当院にて総合防災訓練を行いました。
昨年、本部への報告が集中し、受付が滞った反省から事務対応者を増員し、受付近辺でも積極的に誘導を行ったため、短い待ち時間で報告者に対応することができました。
避難誘導訓練では、本館3階で火災発生という想定のもと、参加者同士で、どの避難経路が最適か確認しながら1階避難口まで避難しました。
避難後は、北側駐車場で島田消防署の協力をいただき、煙体験や水消火器・発電機の使用訓練を行いました。
終了後は、栄養室が災害食として作ったナポリタンを試食しました。ビニール袋に全ての材料を入れて茹でたものですが、しっかり味がついており好評でした。
大規模災害訓練を実施しました。
平成30年11月10日(土)大規模災害対応訓練を実施しました。これは、限られた医療資源、医療従事者で大量のけが人に対応する訓練で、平成12年から毎年実施しており、病院職員だけでなく、大津地区住民、消防署職員、藤枝・焼津DMATにも参加していただきました。
今年度の重点目標は、昨年度の「災害対策本部機能の強化を図る」に加え「各診療ゾーンの適正な経時記録(クロノロ)および組織図の確立」を追加しました。経時記録とは、受入れた患者の基本情報(氏名・年齢・傷病名等)はもちろん、処置内容や処置後の患者の所在まで書くものです。多くの情報を適確に記載していくため、職員同士声を出し、確認し合いながら記録をしていきました。
また、災害対策本部には各診療ゾーンから受入れ状況、過不足人材・資機材の情報が集まり、人材の派遣や資機材の調達など対応に追われました。
北海道胆振東部地震へ医師を派遣しました。
平成30年9月6日(木)に発生した北海道胆振東部地震への救護活動のため、松岡良太医師(救急科)が、DMATロジスティックチーム(全国から32名、静岡県から1名)の一員として現地に派遣されました。
ロジスティックチームは、現地本部調整役として地域の被災状況から避難所の情報を吸い上げ、救護班だけでなくトイレやベッドの手配などを行い、現地医療救護保健調整本部を立ち上げてきました。
7日昼には現地で活動を開始し、地域の被災状況・医療ニーズ・避難所情報・食事を含めたライフラインの確認を行い、9月11日の夕方に二次隊に引き継ぎました。静岡新聞やNHK放送を通して現地の状況を伝えるとともに、南海トラフ地震への備えについても広く県民に訴えました。
平成30年度防災訓練を実施しました。
2018(平成30)年9月7日(金)、当院にて総合防災訓練を行ないました。 この訓練は、「島田市に震度6弱の地震が発生し、その地震により火災が発生した」という想定のもと、下記の内容で実施しました。
- 緊急地震速報対応訓練
- 火災通報訓練
- 初期消火訓練
- 避難誘導訓練
- 炊き出し訓練
避難誘導訓練では、実際にエアーストレッチャー等避難用具を使い、各病棟から1階の避難口まで模擬患者を運びました。
また、炊き出し訓練では災害用の大きな鍋を使い、さくらご飯を作りました。途中で、お米が入ったビニール袋が破裂するハプニングもありましたが、おいしいご飯ができ、参加者に振舞われました。訓練中も想定外のことが起き、改めて災害時の対応の難しさを感じるとともに、それぞれの役割を見直す機会となりました。
平成29年度防災訓練を実施しました。
2018年(平成29年)9月22日(金)、当院の病棟などで防災訓練を実施しました。
この訓練は、『駿河湾を震源とする地震が突発的に発生し、島田市では震度6弱の揺れが観測された』という想定のもとに行いました。
訓練内容は、緊急地震速報対応訓練、各病棟からの避難誘導訓練、水消火器を使用した消火器使用訓練、煙体験ハウス訓練などでした。
この訓練には、病院職員をはじめ委託会社等従業員、消防職員などが参加し、それぞれの役割や連携体制などを再確認していました。
平成26年度避難誘導・消火訓練を実施しました。

2014(平成26)年9月19日(金)午後3時から、避難誘導・消火訓練を実施しました。
訓練は、上記日時に、『駿河湾を震源とするマグニチュード8の地震が発生し、島田市では震度6弱の揺れが観測された』という想定のもとに行いました。
内容は、緊急地震速報対応訓練、各病棟からの避難誘導訓練、水消火器を使用した消火器使用訓練、非常用発電機始動訓練、火災が発生したと想定しての煙体験ハウス訓練などです。
この訓練には、病院職員をはじめ委託会社等従業員、消防職員など約120名が参加し、どの訓練でも真剣に取り組んでいました。
-
初期消火対応訓練
-
病棟からの避難誘導訓練
-
火災を想定した煙ハウス
-
水消火器での消化訓練
-
非常食の試食
-
非常用発電機の使用訓練
大規模災害対策訓練を実施しました。

登院状況チェック
2015年(平成27年)11月7日(土)大規模災害対応訓練を実施しました。
これは、大規模災害時、大量のけが人に対して治療の優先順位をつけるなど、限られた医療資源を最大限に活用するための訓練で、当院では平成12年から実施しています。
震度6弱の揺れに見舞われたとの想定で、正面玄関前でトリアージを行い、やけどや骨折などを訴えて次々来院してくる患者役を重症度に応じて赤や黄色の「トリアージタグ」で振り分けました。その上で、医療搬送の手配やクラッシュ症候群の処置など、それぞれの症状ごとに必要な対応を素早く実施しました。
情報の共有化の徹底を訓練のテーマに、ボランティアの受け入れ訓練や職員の登院状況チェックなども行いました。医師や看護師など病院職員をはじめ、地域住民ら約300人が参加し、みな真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
-
医療トリアージ
-
病院前トリアージ
-
救急患者受入れ
-
軽症ゾーン
-
中等症ゾーン
-
重症ゾーン
-
ボランティア受入
-
医療搬送ゾーン
文責: 病院総務課