2018年6月23日（土）に初倉公民館を会場に医療学習会が開催され、当院服部病院事業管理者と静岡市消防局島田消防署初倉出張所の伊藤救急救命士が講演を行いました。はじめに主催者の「地域医療を支援する会」の勝山副代表から「地域医療を支援する会」の会の発足や目的と本日の講師紹介をされて講義に移りました。
3部構成の第1部では当院の服部病院事業管理者から「肺炎について」と題して講演を行いました。
近年は日本人の死因第3位となっている肺炎について、どういった種類の肺炎があり何が原因となるのか説明しました。
特に気を付けたいのが誤嚥性肺炎という食べ物が気管に入り起こる肺炎で、高齢になると嚥下機能が低下する様子を動画で説明しました。聴講者は20才の映像と高齢者の映像を見比べ驚いた様子でした。また、肺炎の中で肺炎球菌が原因となる場合がまだまだ多いため、しっかりとワクチン接種をするよう呼びかけました。。
第2部では静岡市消防局島田消防署初倉出張所の伊藤救急救命士から「救急車利用の現状ついて」講義が行われました。
はじめに救急車の適正利用について、救急搬送患者のうち軽症であった方の割合は全国に比べて島田市は低く適正利用が進んでいる地域との紹介がありました。更に適正な利用のため、静岡市消防のホームページに呼ぶ際の目安となる症状を掲載しているとのことでした。
その後、救急車到着までの応急処置について、胸骨圧迫の体験キットを使用するなど具体的な方法とその処置の大切さを説明し、救急救命講習の受講をお願いしました。
第3部として島田市地域医療基本条例について市健康づくり課清水課長から説明があり、最後に地域医療を支援する会から、地域医療を支える活動を呼びかけ、学習会は閉会しました。
文責：経営企画課
