2018年8月25日(土)に金谷公民館を会場に医療学習会が開催され、当院の糖尿病・内分泌内科の山崎医師と介護老人保健施設「エコトープ」の三河相談専門員が講演を行いました。はじめに主催者の「地域医療を支援する会」の神代代表から今後の医療と介護についてと「地域医療を支援する会」の会の目的などを話され講義に移りました。
3部構成の第1部では当院の山崎医師から「糖尿病について」と題して講演を行いました。
はじめに糖尿病とはどういった病気なのか説明しました。糖尿病の怖さは合併症で、腎症で透析になる方や失明の主な原因は糖尿病であるとのこと。
また、治療や予防の基本は食事と運動で、今回は運動について主に説明しました。誰もが取り組みやすいものとして、ウォーキングを推奨しましたが、効果を高めるために「少し大股で歩く」と「腕を後ろに振る」事を意識して実践してほしいと呼びかけました。講義後は質問もあり、糖尿病への関心の高さが伺えました。
第2部では三河相談専門員から「介護施設の医療の現状」と題して講義が行われました。自己紹介では三河さんは金谷出身で、地域の介護を必要とする人の力になりたいとのことでした。
はじめに金谷地区の介護施設の紹介をし、施設の分類(特別養護老人ホームや介護老人保健施設など)ごとの特徴を比較表を見ながら解説しました。また、介護施設は本人の介護度等の状況やご家族も含めた意向により、ケアマネージャーと相談して決めてくが、実際に意向に沿った施設かどうか、希望する介護施設には必ず見学に行き、納得したうえで入所を決めて下さいと呼びかけました。
第3部として島田市地域医療基本条例について市健康づくり課榎係長から説明があり、最後に地域医療を支援する会からの提案を説明し、学習会は閉会しました。
文責:経営企画課