2018年9月8日(土)に島田市地域交流センター「歩歩路」を会場に「地域医療と介護の連携を考える」講演会が開催され、当院の服部病院事業管理者と市包括ケア推進課の守谷係長、市健康づくり課の紅林技監が講演を行いました。開場は満席となり、会設立10周年記念にふさわしく盛大に行われました。
はじめに主催者の「地域医療を支援する会」の神代代表から、会設立10年を迎え、今までの活動内容とこれからに向けての活動展望を話され講演に移りました。
3部構成の第1部では当院救急科の松岡医師が講演を行う予定でしたが、北海道で発生した地震の支援にロジスティックとして派遣されたため、代わりに服部病院事業管理者が「救急医療と地域包括ケア」について講演を行いました。
はじめに地域包括ケアの説明を行い、その後当院における救急患者や入院患者から見る高齢化の現状などを解説しました。会の最後には医師確保についてなど質問があり、当院への期待を感じました。
第2部では守谷係長から「島田市における地域包括ケアシステム」と題して講演が行われました。
はじめに地域包括ケアシステムは難しいように聞こえますが、「地域」を「包括」して「ケア」していく「システム」と分ければ少しはわかりやすく聞こえませんかと問いかけてはじまり、市内での道悦島応援隊などの事例交えて説明し、まずは意識を変えていくことが重要と呼びかけました。
第3部として昨年までは当院看護副部長でもあった紅林技監より「訪問看護ステーションの役割と活動の状況」について講演が行われました。訪問看護とはどういったことをやっていて、誰が対象なのかなど、まだ知らない方が多く訪問介護との差が理解されていないと現状を話されました。訪問看護は在宅で医療を受ける方のためのもので、医療機関、介護施設、ご家族などと連携しその間をつないでいきたいとの事でした。
最後に主催者の地域医療を支援する会からの地域医療等に関する提案を説明し、講演会は閉会しました。
文責:経営企画課