2019年5月25日(土)に横井町公会堂「りばりん」を会場に医療学習会が開催され、当院糖尿病・内分泌内科の大石敏弘医師と当院救急センターで勤務する増田晶大看護師が講演を行いました。はじめに主催者の「地域医療を支援する会」の神代代表から今後の人口推計と医療需要についての問題点と島田市民病院の新病院建設への期待を話され講義に移りました。
3部構成の第1部では当院の大石医師から「糖尿病について」と題して講演を行いました。
はじめに糖尿病とはどういった病気なのか説明し、糖尿病で怖いのは合併症で、運動、食事、そしてお薬で改善・コントロール出来ている状況を保つことが必要とのことでした。
その後、食事のコツ、運動のコツについて説明しました。食事は一日3食軽いものでも食事をして空腹の時間が長くならないようにすること、炭水化物だけの食事ではなくおかずも食事に取り入れること。運動は昔は有酸素運動が効果的とされていましたが、今は負荷をかける運動も併せて行うことでより効果的とされているそうです。日常生活の中で10%または10分運動を増やすことを意識してくださいと呼びかけました。
第2部では当院の救急センターに配属されている増田看護師が「救急センターの現状」と題して講義を行いました。
救急センターでのある一日の搬送状況と対応状況を解説しながら、センターでの仕事と現状を紹介しました。救急センターでは限りあるベットとマンパワーの中で、より重篤な患者さんを救いたいため、救急センターや救急車の適正利用をお願いしました。
また、今の時期はお茶の作業中に「マダニ」咬まれて救急外来に来る患者さんが増えているようです。マダニは人によりアナフィラキシーショックを発症する人もいるため、咬まれたら医療機関で処置するよう呼びかけました。
第3部として市健康づくり課塚本係長から健康マイレージのについての説明、地域医療を支援する会から会の説明を行い学習会は閉会しました。
文責:経営企画課