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2019年9月地域医療・介護シンポジウム(初倉公民館)

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2019年9月14日(土)に初倉公民館「くらら」を会場に地域医療・介護シンポジウムが開催されました。当院からは、コーディネーターとして青山病院事業管理者、シンポジストとして、大石看護副部長が参加しました。はじめに主催者の「地域医療を支援する会」の神代代表からの開会挨拶、来賓の酒井中部健康福祉センター長、牛尾副市長、松井浜松医科大学地域医療学特任教授が挨拶を行いました。

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はじめに基調講演として、レシャード・カレッド レシャード医院院長が「島田市の地域医療と介護の現状」と題して講演を行いました。
講義は地域包括ケアシステムの説明から始まりました。ご家族の健康に問題が生じたときは、地域包括システムの仕組みよりもまずは、日頃から家族間のコミュニケーションや心構えを持っておき、その後の受ける医療などを話しておくことが大切との事でした。その他、島田市の医師数や、介護認定者数などのデータから島田市の現状を説明しました。 

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後半には、寿命だけでなく健康寿命を延ばすことが重要で、特に増加している認知症について、統計データでの説明や予防法を紹介しました。最後にアジアの文化として、住み慣れた地域を愛し、そこで人生を全うすることに最大の幸せを感じる。その目標達成のため、各分野が最大限の努力をすること、安心した家で過ごすには、多職種が連携することが必要となる。そのために自助・共助・公助という仕組みを形にして、幅広く利用できる機会を増やすことが明るい未来へつながると締めくくりました。

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次に基調講演のテーマの沿って、シンポジウムが行われました。当院の青山事業管理者がコーディネーターを務め、シンポジストとして基調講演を行ったレシャード医師、当院看護副部長兼地域医療連携室長の大石看護師、訪問看護ステーション「ルピナース島田」所長の岩瀬看護師、居宅介護支援事業所「ケアポート・結び」管理者の中西ケアマネージャーの4名を招きディスカッションが行われました。はじめに自己紹介と医師、総合病院の地域連携担当看護師、訪問看護師、介護施設のケアマネージャーという各立場から見えてくる課題などを、話されました。 

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コーディネーターから、最近終活などの言葉が浸透したが、最後に受けたい医療などの意思についての話題となると、シンポジストからは、死の考え方を「人生の卒業式」と考え、元気なうちから前向きに話をしておくこと。患者と接していて、日々のコミュニケーションがある家族とそうでない家族は、話をしてわかる。コミュニケーションがしっかりされている家族は意思決定が比較的スムーズにできる。など、死の捉え方、日頃からのコミュニケーションの大切さについて特に印象的でした。その他の課題も各立場からの経験を交えた熱いディスカッションが行われ、素晴らしいシンポジウムとなりました。 

 文責:経営企画課

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