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2022年9月地域医療を考える講演会

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 2022年9月10日(土)に六合公民館「ロクティ」多目的ホールを会場に、地域医療講演会が開催され、第1部では浜松医科大学 理事・副学長の渡邉裕司氏の講演、第2部では静岡県中部健康福祉センター医監兼保健所長の岩間正人氏による講演が行われました。
 はじめに主催者の「地域医療を支援する会」神代代表からの開会の挨拶があり、その後、染谷島田市長、青山島田市病院事業管理者から来賓の挨拶がありました。

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    地域医療を支援する会 神代代表

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    染谷島田市長

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    青山島田市病院事業管理者

 

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 第1部では「地域医療に貢献する人材の育成」と題して、浜松医科大学 理事・副学長の渡邉氏が講演を行いました。
 はじめに浜松医科大学の概要や教育プログラムなどを話され、今回のテーマでもある「地域の医療に貢献する人材の育成」として行っている地域家庭医療学講座について紹介しました。これは地域医療に密着し、貢献したいということで生まれた講座であり、学生は家庭医療、訪問診療、訪問リハビリなどで実習を行うことで地域医療を学び、また、実習を通して基本的な診療能力や地域連携のためのコミュニケーション能力を身に着けることができるそうです。総合診療専門医の取得ができるプログラムでもあるため、この講座では患者の特定の臓器に注目するのではなく、地域に住むあらゆる年齢、性別、健康問題に向き合って治療を行い、患者一人一人を多角的に診ること、地域全体を診ることを学べるそうです。
 他にも、今後の静岡県の医療提供体制を考えていく地域医療支援学講座というものがあり、医師不足などの課題の解消や質の高い医療提供体制の構築を目指し、地域の医療に貢献していく人材の育成に取り組んでいるそうです。浜松医科大学では、高度先進医療機関として、大学での基礎研究・臨床研究、行政における活動を通して、すべての活動が私たちの地域の医療への貢献に繋がっていると考えているため、今後も活動にご理解とご協力をお願いしたいとのことでした。

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 第2部では「感染症について」と題して、静岡県中部健康福祉センター医監兼保健所長の岩間氏が講演を行いました。感染症の歴史を振り返りながら、過去に流行した感染症の感染源や感染経路、症状などを解説しました。途中、感染症に関するクイズが出題され、会場全体で考えながら感染症について学ぶことができました。
 また、新型コロナ感染症の特徴や変異株、治療法についても解説がありました。感染すると様々な症状が見られ、特に発熱、咳、咽頭痛、全身の倦怠感などがあり、喫煙者は重症化するリスクが高いとのことでした。感染予防として密を避ける、マスクの使用、手洗い消毒の徹底、ワクチン接種などを挙げ、中でもワクチン接種には感染予防、発症予防、重症化予防の3つの効果があるとのことでした。新型コロナ感染症の予防をしながら、人と会ったり、元気に運動したりして社会参加することでいつまでも元気に過ごしていくことが大切だと話され、講演は終了しました。


文責:経営企画課

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