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尿路結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

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体外衝撃波結石破砕術(Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy:ESWL)とは、1980年にドイツで考案された尿路結石に対する治療法です。衝撃波を結石に照射し細かく砕き、結石の排出を促進させます。現在、尿路結石の大部分がこの方法で治療されています。当院では年間約100件の体外衝撃波結石破砕術を行っています。
結石の部位、大きさ、硬さにより割れやすい石、割れにくい石がありますが約80%の結石は破砕され自然排石が可能です。十分に砕けない場合には2,3回行う場合もありますし、内視鏡手術をお勧めする場合もあります。

 

治療の必要性、目的

腎もしくは尿管の結石を放置しておくと激痛、腎盂腎炎、腎機能障害の原因となることがあります。体外衝撃波結石破砕術治療で排石を促進します。 

 

治療の実際

基本的には1泊2日の入院で行います。午前9時に泌尿器科病棟に入院していただき午後より治療を開始します。治療台に仰向けあるいは腹這いになり衝撃波が照射されます。約30~40分で終了します。治療後の食事制限はなく歩行も可能です。翌朝、レントゲン写真を撮り結石の破砕状況、今後の予定を主治医が説明致します。特に問題がなければ午前中に退院が可能です。1~2週間後に泌尿器科外来受診していただきます。

 

治療の合併症は?

1.痛み
治療中に皮膚、腰にある程度の痛みは生じますが軽度です。必要に応じて痛み止めの注射をします。治療後、小さくなった結石が尿管の中を落ちてくるとき、つまってしまい背中が痛むことがあります。水分を多く飲んで尿をたくさん流してください。

2.出血
尿路に衝撃波を当てますので、ほとんどの方は血尿がでますが翌日には軽減します。血尿がよくならず、程度が増悪するようでしたらお知らせください。また腎結石の場合、腎臓に衝撃波が当たりますので腎臓の周囲に血腫ができることがあります。

3.感染症
結石が尿管につまって尿の流れが停滞すると稀に腎盂腎炎を起こし、38度以上の高熱がでることがあります。この場合には入院が必要となります。水分を多く摂るように心がけてください。

 


文責:泌尿器科

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