より安全で質の高い医療を提供するため、院内の安全対策の実践と業務の点検、改善を日々行っています。患者さんが安心して医療を受けることができるよう、組織横断的に医療安全対策に取り組んでいます。
医療安全管理室
島田市立総合医療センター医療安全管理室は、院内の安全管理体制を整えるため、平成14年4月に設置されました。
職員体制
医療安全管理室部長 医師 1名
専従医療安全管理者 看護師 1名
室員 助産師 1名
室員 事務 1名
7月12日は、当院の医療安全の日です
当院では、過去の経験を教訓とし、職員一人一人が安全な医療を提供することの大切さについてあらためて自覚するとともに、病院全体としてより安全で質の高い医療を実現していくため、7月12日を当院の「医療安全の日」と定めています。患者さんの安全は何よりも優先すべき事項であることを再認識し、院内の安全文化醸成に努めています。
主な業務内容
医療安全管理対策委員会
医療安全体制の向上と医療事故防止並びに患者さん及び医療従事者の安全を確保することを目的としています。
セーフティーマネージメント部会
「インシデントレポート(ヒヤリ・ハット事例の報告)」の分析・検討および医療事故防止の啓発・広報等を行います。各部署はもとより、必要に応じて院内の関連委員会と連携し情報収集・原因分析・対応を行います。また、職員を講習会等に積極的に参加するよう呼びかけ、日々医療安全対策活動の推進と実践に努めています。
委員会等
- 医療安全管理対策委員会(月1回)
- 医薬品安全管理部会(月1回)
- 医療機器安全管理部会(月1回)
- 医療放射線安全管理部会(月1回)
- セーフティーマネジメント部会(月1回)
- 転倒転落ワーキング(月1回)
- 薬剤管理ワーキング(月1回)
- 診療看護ワーキング(月1回)
- 安全確認推進行動ワーキング(月1回)
- 事例検討カンファレンス(月1回)
- 事故調査委員会(不定期)
- インシデント・アクシデントレポート集計・分析
職員安全研修
【全職員対象】
令和4年4月28日 | 院内防犯研修会 ※実践研修のため参加者を限定 | 51人 |
令和4年5月24日 | 医療メディエーション「対話と関係調整のモデル」 | 146人 |
令和4年6月23日、29日、7月5日 | 患者取り違え事故から学ぶ映像視聴研修(全15回) | 655人 |
令和4年8月1日~9月30日 | 裁判例に学ぶ「説明義務」(オンデマンド形式) | 312人 |
令和4年10月1日~11月30日 | 苦情対応のポイント(オンデマンド形式) | 500人 |
令和4年11月1日~12月31日 | 医療機関におけるハラスメント(オンデマンド形式) | 352人 |
令和4年11月14日~12月31日 | 診療用放射線安全利用研修 | 293人 |
令和4年11月28~12月16日 | 医療ガス安全講習会 | 103人 |
令和5年1月31日 | 管理者向けハラスメント研修 | 48人 |
【職種別】
令和4年5月24日、7月21日、8月29日 | 医師、看護師以外の職種向けBLS研修 | 35人 |
令和4年6月30日 | インスリンの取扱い | 23人 |
令和4年8月31日 | インスリンの取扱い(中級) | 7人 |
令和4年9月9日、15日 | センサーベッドの正しい取扱い | 39人 |
令和4年9月1日~30日 | インスリン理解度確認テスト | 320人 |
令和4年10月13日 | 卒後2年目Ns医療安全研修 | 34人 |
令和4年10月19日 | 医療員医療安全研修 | 26人 |
令和4年10月27日 | インスリン理解度確認テスト(講義) | 19人 |
令和4年10月28日、11月25日 | 移乗介助研修 | 44人 |
令和4年11月1日 | 卒後3年目Ns医療安全研修 | 24人 |
令和4年11月29日 | 麻薬の取扱い | 12人 |
令和4年12月13日 | 医師、看護師以外の職種向けBLS研修 | 12人 |
令和5年2月28日 | 医師、看護師以外の職種向けBLS研修 | 10人 |
令和5年3月2日 | ヒューマンエラーと医療安全(日本専門医機構共通研修) | 30人 |
相談窓口
患者さんやご家族等からの相談については患者相談窓口と連携して対応しています。
患者相談窓口 1階106番 地域医療支援センター「患者サポート相談窓口」
患者さん・ご家族等へのお願い
<ご本人確認について>
診察や処置、検査、採血、点滴などを行う際、患者間違いを予防するために、お名前をフルーネームでお伝えいただくようお願いしております。確認のために何度もお聞きすることがありますがご理解ください。
<リストバンドの装着について>
入院中は、患者間違いを防ぐためにリストバンド(手首などに装着する識別バンド)を装着いただいております。リストバンドは、治療や検査、採血などで本人確認のために使用しております。
<転倒転落の予防>
入院の際には、住み慣れた環境と異なり思わぬ場所で転倒してしまうことがあります。環境の変化に加え、病気やけがによる運動機能の低下、筋力・体力の低下、治療に必要な薬剤の影響により、ベッドや車いすからの転落、トイレなど移動の際の転倒の危険性が高まります。患者さんご自身やご家族等にはこの点にご留意いただき、転倒転落を防ぐための提案にご協力ください。
文責:医療安全管理室