令和4年度あいさつ

令和3年5月2日に島田市立総合医療センターが開院して以来、ほぼ1年経ちました。
新型コロナ感染症の第4波の中での旧病院からの引っ越しを無事終えることが出来ました。8月-9月にかけての第5波では一つの急性期病棟をコロナ病棟にして、志太榛原医療圏において酸素投与を必要とする中等症II以上の患者をすべて受け入れ出来るように時期を逸することなく対応致しました。1月以後の第6波でも、当医療圏における中心的な役割を継続しています。
昨年9月に旧救急センターを改築し、透析センターがオープンしました。ベッド数も増床し、今まで以上に透析に対応できるようになりました。新病院建設工事及び旧病院の解体工事はおおむね終了し、現在はロータリー、駐車場の整備を行っています。グランドオープン時には970台分の駐車場が整備される予定です。病院へのアクセスに関して、ご不便をおかけしていますが今しばらくご容赦ください。また、外来待合室および病棟でFree Wi-Fiが使用可能です。外来での待ち時間や入院中のご家族との連絡などに自由にお使いください。
コロナ感染症に対して万全の体制で対応している一方で、救急外来および各診療科は通常医療を継続して行っています。島田市内での救急搬送困難事案は令和3年には1件もありませんでした。
急性心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患は初期対応から治療までの時間が予後に影響を与えます。循環器内科、脳神経外科では24時間体制で迅速に対応できるようにチーム医療を行っています。
手術支援ロボット(ダヴィンチ)の導入後、6年目に入り前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんや胃がんの手術など泌尿器科および外科における低侵襲手術は増加しています。
4月から呼吸器内科医が3人に、小児科医が5人に、耳鼻科医が2人に増えます。より充実した体制で診療を行いたいと思っています。
志太榛原地域の中核病院のひとつとして、地域の皆様により信頼される病院を目指していきたいと思いますので引き続きよろしくお願い申し上げます。
病院事業管理者 青山 武
文責:病院事業管理者