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血液検査

通常の採血で得られた血液で血球算定(赤血球数・白血球数・ヘモグロビン量・血小板数等)や血球形態検査(白血球の分類等)、凝固検査を行っています。また骨髄穿刺液から標本を作製し、骨髄内の細胞分類や異常細胞出現の有無を顕微鏡で観察して血液疾患の診断や治療評価の補助を行っています。

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採血した血液を専用の装置にセットします。この装置では血液中の白血球や赤血球、血小板の数の測定や、白血球の分類などを行います。また白血球の分類は、検査技師が顕微鏡で目視して行うこともあります。

・血球算定検査(XN-9100)
白血球数、赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値などの測定をします。貧血や血液疾患に関する検査です。

・白血球分画
白血球を好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球などに分類する検査です。
装置での自動測定の他、必要に応じて検査技師が顕微鏡で目視して検査します。
検査技師による目視の場合はスライドガラスに血液を少量塗抹して、染色したものを鏡検します。

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好酸球
アレルギー反応や寄生虫で増加します。生体防御に関わる細胞です。



 

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好中球
異物や細菌などの病原体を処理することで、生体の防御機構に重要な役割を担う細胞です。

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リンパ球
免疫機能に関わる細胞です。
 

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赤血球
体に酸素を運搬する細胞です。中心がへこんだ円盤状の形をしています。

血小板
赤血球の間にある小さな細胞が血小板です。止血に重要な役割を担う細胞です。

・血液凝固検査(CP3000)

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血液凝固因子の測定をする検査です。
抗凝固剤服用時や、凝固因子異常、血栓性疾患に関する検査です。
自動分析装置で測定します。

・骨髄穿刺検査
原因不明の血球減少や血球増多の鑑別診断、リンパ腫の病期決定、固形癌の骨髄への浸潤の有無、急性白血病などの治療効果の判定などの目的で医者が採取した骨髄液中の細胞の数や細胞分類を、検査技師が顕微鏡で目視して行います。

 


文責:臨床検査室

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