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臨床工学室について

臨床工学技士は医療機器の専門医療職です。人工呼吸器、人工透析装置などの生命維持管理装置を操作することで患者さんの命を守ります。また、輸液ポンプやシリンジポンプなど多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う技術者です。

 

スタッフ紹介

現在6名の臨床工学技士が所属しています。

主な資格

・透析技術認定士
・3学会合同呼吸療法認定士
・第1種ME技術者(第1種ME技術実力検定)

 

業務紹介

人工透析業務

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現在、人工透析室では月水金・火木土の午前午後2クールで血液透析を行っています。
ベッド数は36床。1日平均約40人の患者さんが透析をしています。
血液透析(HD)だけではなく、IHDFやオンラインHDFも行っています。
穿刺、エコー下穿刺、機械介助、返血操作、エコーによるシャント管理に携わっています。また、人工透析装置の点検・修理を定期的に行っています。
(写真:人工透析室)

 

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人工透析室内にある機械室では、透析液の作成を行っています。
当院では、オンラインHDFを行っているため、毎月エンドトキシン・細菌の検査をし、透析液の清浄化に努めています。
(写真:機械室の様子)

 〈 人工透析室で取り扱いしている機械 〉
 ・人工透析装置     DCS-200Si
 ・A剤透析液溶解装置 AHI-502
 ・B剤透析液溶解装置 BHI-502
 ・透析液供給装置    DABーSi
 ・RO装置       MIE752Q-HI-02+O2NJ(JWS)

病棟での臨床業務

心臓カテーテル検査後や透析センターで施行が困難な患者さんは、病棟で透析を行っています。更に持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)や血漿交換・吸着(エンドトキシン吸着、LDL吸着)など、さまざまな血液浄化療法を施行しています。
休日・夜間は当番制をとっており、緊急で血液浄化療法を必要な患者さんに速やかに対応できる体制をとっています。

〈 主に使用する装置 〉
​​​​​​ ・個人用透析監視装置  DBB-100NX
 ・個人用RO装置      MH500CX
 ・血液浄化用装置    AcuFil Multi 55X-Ⅱ
 ・多用途血液処理用装置 TR-2020
 ・遠心型血液成分分離装置 スペクトラ オプティア
 ・RFAジェネレーター cool-tip RFAシステム Eシリーズ
 

業務実績(件数)

  H29年度 H30年度 R1年度 R2年度 R3年度 R4年度
病棟血液透析 170 99 77 52 162 153
持続緩徐式血液濾過透析 118 119 83 83 118 112
血漿交換・吸着 14 3 12 14 20 0
エンドトキシン吸着 12 6 14 3 3 4
血球成分除去療法 33 2 10 14 0 6
腹水濾過濃縮再静注法 55 27 11 19 48 17
末梢血幹細胞採取 2 3 1 7 7 1
ラジオ波・マイクロ波焼灼術 1 5 3 7 1 5

 

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    HD

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    CHDF

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    アフェレーシス機器

 

ME機器管理業務

ME室では輸液ポンプ、シリンジポンプ、小型シリンジポンプ、経腸栄養ポンプ、人工呼吸器、ネーザルハイフロー、ネブライザー、気管支鏡モニター、フットポンプを中央管理機器として貸出しています。
中央管理機器は貸出→使用→返却→清掃、点検のサイクルで管理を行うことで常に清潔で安全な状態で使用されています。

〈 取り扱い数 〉
 ○輸液ポンプ:150台
 ○シリンジポンプ:87台
 ○小型シリンジポンプ:4台
 ○経腸栄養ポンプ:2台
 ○フットポンプ:68台
 ○気管支鏡モニター:1台
 ○ネブライザー:3台
 ○人工呼吸器
 ・サーボi:1台
 ・サーボair:3台
 ・ザビーナ:5台
 ・BiPAP:6台
 ○ネーザルハイフロー:9台

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循環器業務

 心臓カテーテル・経皮的末梢血管形成術治療時の補助、心臓電気生理学的検査・カテーテルアブレーション治療の補助を他職種と協力しながら行っています。

≪ 心臓カテーテル ≫
ポリグラフでのバイタルの監視や圧解析、心内酸素飽和度、IVUS操作、FFR測定などを行っています。また、緊急時にはIABP(大動脈内バルーンパンピング)・PCPS(経皮的心肺補助)の操作、必要時にはロータブレータ・ダイヤモンドバックなどの操作を行っています。

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 ≪ カテーテルアブレーション・心臓電気生理学的検査 ≫
頻脈性不整脈においてカテーテルアブレーションを行っています。
心臓電気生理学的検査では、徐脈・頻脈性不整脈に対して不整脈の機序や原因などを調べます。不整脈解析装置やスティムレータ、3Dマッピング装置、高周波発生装置、冷凍焼却装置などの操作を行い検査・治療の補助を行っています。

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≪ 主な使用機器 ≫
・ポリグラフ(RMC-5000)
・IABP(CARDIO SAVE hybrid)
・PCPS(メラ 遠心ポンプシステム HCS-CFO(UNIMO))
・3Dマッピング装置(EnSite、CART3)
・スティムレーター(SEC-5104)
・クライオコンソール(メドトロニック Cryo Console、ボストンVisual-ICE)

≪ 検査件数 ≫
集計期間:1/1~12/31

  H30 R1 R2 R3 R4
心臓カテーテル検査 455 424 375 441 382
経皮的冠動脈形成術 233 224 174 239 180
経皮的末梢血管形成術 14 9 23 27 16
カテーテルアブレーション 10 9 5 48 98
心臓電気生理学検査 10 11 6 3 2
PCPS(ECMO)​​​​​​ 2 1 0 4 2

 

​​​​​​その他

上記の他、様々な機器トラブルや操作に対応しています。

 


文責:臨床工学室

カテゴリー

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