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平成30年度市立島田市民病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

病院指標について

当院は、厚生労働省の「DPC導入の影響評価に係る調査(=DPC調査)」に参加しています。
以下に公表する病院指標は、当院のDPC調査のデータを基に作成されたものです。
「DPC(Diagnosis Procedure Combination)」は、急性期医療に係る診断群分類という意味で、傷病名・手術や処置などで分類し、14桁のコードで示します。
そのコードごとに包括点数が設定されており、これに基づいて診療報酬の請求を行っております。
公表する指標の対象患者などについては、以下のとおりです。

  1. 平成30年度病院指標は、平成30年4月1日~平成31年3月31日の間に当院を退院した患者が対象となります。
  2. 厚生労働省のDPC調査の対象外となる患者は、病院指標の対象外となるため、各指標に含まれません。
  3. 公表する項目や集計の条件など(作成要領)は、厚生労働省が定めています。
  4. 作成要領に従い、対象患者が10例未満の場合、患者数や平均在院日数等の数値を「-」と表示しています。

 

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 

年齢階級別退院患者数

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年齢階級別退院患者数
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 226 124 124 164 305 635 1218 1955 1819 648

退院患者を年齢階級別に分けた指標です。
・患者全体では7,218人(前年度:8,203人)で、減少傾向にあります。
・20歳未満の患者割合は4.85%(前年度:4.79%)で、大きな変化はありません。
・70歳以上の患者は4,422人(前年度:4,941人)で519人減少していますが、全体に占める割合としては61.26%(前年度:60.23%)で1%増となっており、高齢化がより顕著になっているといえます。

 

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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DPC(診断群分類)対象の患者で選択したDPCについて、診療科ごとに集計し、患者数の多いものを示しています。
患者数が10未満の場合、患者数・平均在院日数(自院)・転院率・平均年齢を「-」と表示しています。
各DPCごとの平均在院日数(全国)の値は、厚生労働省が公表した「DPC対象病院における診断群分類別平均在院日数(平成30年度)」によります。
当院では内科ローテーション制による診療を行っており、肺炎や脳梗塞等の一部症例について、内科系診療科が担当することがあります。

消化器内科

患者数:消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 98 9.91 10.08 1.02 79.86  
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 58 10.02 7.75 0 65.47  
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし 47 11.91 8.93 0 70.85  
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 40 9.93 10.42 0 74.05  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 40 9.25 8.95 5 76.03  

消化器内科では食道、胃、腸、肝臓、胆のう、膵臓など、食物の消化に関わる臓器の疾患を治療します。 投薬や注射による治療はもちろん、内視鏡を用いた検査や治療を行います。 がんの治療については、手術が必要な場合には外科と連携して治療に当たっています。

<DPCについて>
1…胆管炎や胆管結石で、結石除去やステント留置を行ったもの
2…小腸や大腸の憩室性疾患(憩室炎、憩室出血など)による入院で、手術を行わなかったもの
3…虚血性腸炎(腸壊死を含む)による入院で、手術を行わなかったもの
4…肝臓がんに対して手術や輸血を行ったもの
5…イレウスによる入院で、手術を行わなかったもの

循環器内科

患者数:循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 161 19.29 17.66 8.7 83.89  
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 117 3.16 3.01 0 69.18  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 90 5.04 4.47 2.22 70.24  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 79 26.29 20.92 21.52 85.73  
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 73 11.05 12.52 0 70.97  

循環器内科では、主に心臓や血管の疾患を診療しています。また、心血管疾患の危険因子となりうる、高血圧や脂質異常症などの管理も行います。
心臓エコーやCT・MRIといった画像診断からカテーテル治療、ペースメーカー植込など、疾患に合わせた診療を行い、24時間患者受入が可能な体制をとっています。

<DPCについて>
1…心不全による入院で、手術や特定の処置行為等を行わないもの
2…狭心症で、心臓カテーテル検査を行ったもの
3…狭心症で、経皮的冠動脈ステント留置術などの手術を行ったもの
4…誤嚥性肺炎による入院。患者の高齢化が進み、平均在院日数も長くなっています。
5…急性心筋梗塞で経皮的冠動脈ステント留置術などの手術を行ったもの

小児科

患者数:小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 22 4.82 6.14 4.55 2.27  
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 21 5.14 6.19 0 1.1  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 4.62 6.62 0 3.43  
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 4.75 5.71 0 2.94  
030270xxxxxxxx 上気道炎 13 4.46 4.96 0 3.54  

小児科では、新生児から15歳くらいまでの子どもに関する内科系疾患の診療を、年齢や発達段階に応じて行っています。

<DPCについて>
1…インフルエンザによる入院、またはアデノウイルスやRSウイルス等が原因のウイルス性肺炎による入院
2…急性気管支炎による入院
3…気管支喘息や小児(乳児)喘息による入院
4…1歳~14歳の子どもの肺炎・細菌性肺炎による入院
5…急性咽頭炎や鼻炎による入院

外科

患者数:外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 127 6.35 4.96 0 70.95  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 10.79 7.3 0 63.37  
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 定義副傷病 なし 34 6.12 6.78 0 40.06  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 21.66 15.3 0 75.31  
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31 7.48 5.49 0 33.97  

外科では食道から肛門に至るまでの消化器疾患全般に対する外科的治療やヘルニア手術を行っており、交通外傷等の多発外傷・救急疾患にも対応します。 消化器のがんの治療では、消化器内科や放射線科とも連携し、化学療法や放射線療法、免疫療法などを組み合わせた集学的治療も行っています。 乳腺外科では、乳がんに対する手術(乳房温存手術や乳房切除術)や、化学療法・放射線療法を行っています。

<DPCについて>
1…15歳以上の鼡径ヘルニアで、ヘルニア手術を行ったもの(腹腔鏡手術…91例/開腹手術…36例)
2…胆のう炎で、腹腔鏡下胆嚢摘出術を行ったもの
3…虫垂炎で手術を行わない保存的治療を行ったもの
4…結腸がんで、悪性腫瘍手術を行ったもの(全例、腹腔鏡手術を実施)
5…急性虫垂炎で、虫垂切除術を行ったもの(腹腔鏡手術…29例/開腹手術…2例)

整形外科

患者数:整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 165 50.6 26.3 7.88 84.64  
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 44 25.98 19.61 9.09 79.89  
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 34 6.12 5.68 2.94 49.21  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 30 33.23 24.26 3.33 75.07  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 24 10.83 14.27 0 38.96  

整形外科では、四肢の骨折などの外傷、膝関節や股関節などの関節疾患、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患を扱っています。
多くの症例で手術治療を行いますが、患者さんや疾患の状態によっては、保存的治療とする場合もあります。
大腿骨や骨盤の骨折、変形性膝関節症や股関節症などでは、急性期治療の後に回復期リハビリ病棟での集中的なリハビリも行っています。

<DPCについて>
1…大腿骨頚部や転子部の骨折で、観血的整復術または人工骨頭挿入術を行ったもの
2…胸椎や腰椎の圧迫骨折で、手術を行わず保存的治療を行ったもの
3…前腕(橈骨や尺骨)の骨折で手術を行ったもの
4…変形性膝関節症で、人工関節置換術をおこなったもの半月板や靱帯の損傷で、縫合・切除・靱帯形成等の手術を行ったもの
5…半月板損傷や前(後)十字靭帯断裂などで、関節鏡下半月板縫合術や靭帯断裂形成術等を行ったもの

形成外科

患者数:形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 15 3.2 4.05 0 53.33  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 10 3.7 8.16 0 75  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.51 - -  
100100xx97x0xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2 なし - - 23.88 - -  
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし - - 3.15 - -  

形成外科では、皮膚の腫瘍に対する手術や外傷や乳がん等の再建術、眼瞼(がんけん)下垂の手術等、体の表面に近い部分の外科的治療を主に行っています。
口唇裂や口蓋裂、合指症や多指症等の先天異常に対する手術にも対応しています。

<DPCについて>
1…皮膚や皮下の良性腫瘍(粉瘤や脂肪腫、軟部腫瘍など)で、腫瘍摘出術をおこなったもの
2…皮膚の悪性腫瘍で、悪性腫瘍切除術や植皮術などを行ったもの
3…蜂窩織炎(蜂巣炎)による入院
4…糖尿病性足病変(壊疽など)で、足の指の切断術を行ったもの
5…眼瞼下垂症で手術を行ったもの

脳神経外科

患者数:脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 55 15.15 9.69 5.45 80.16  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 14.47 7.35 2.63 72.82  
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 26 3.42 3.02 0 68.42  
010070xx02x0xx 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 手術・処置等2 なし 19 10.63 9.72 0 70.42  
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 11 2.91 3.16 0 73.45  

脳神経外科では、脳腫瘍や頭部外傷、脳血管疾患で外科的治療が必要な患者さんを主に診療しています。緊急を要する開頭手術やカテーテル治療にも対応できるよう、体制を整えております。
当院は回復期リハビリ病棟を併設しておりますので、急性期治療後の質の高いリハビリテーションも提供しております。

<DPCについて>
1…外傷性硬膜下血腫や外傷性くも膜下出血等で手術を行ったもの
2…外傷性硬膜下血腫や外傷性くも膜下出血等で手術をせず、保存的治療を行ったもの
3…未破裂の脳動脈瘤で、血管造影検査を目的とした検査入院
4…脳梗塞に至っていない脳動脈の狭窄症や塞栓症で、ステント留置術を行ったもの
5…脳梗塞に至っていない脳動脈の狭窄症や塞栓症で、血管造影検査を目的とした検査入院

皮膚科

患者数:皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 51 7.35 8.98 0 72.78  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 48 11.67 12.51 2.08 69.62  
080190xxxxxxxx 脱毛症 13 3.92 3.52 0 34.46  
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし - - 10.65 - -  
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 - - 10.3 - -  

皮膚科では、アレルギー疾患や膠原病(こうげんびょう)をはじめとする免疫疾患、細菌やウイルスの感染症、皮膚腫瘍、代謝性皮膚疾患などの疾患の治療、患者さんへの指導を行っております。
また日本皮膚科学会より承認されており、重症の乾癬に対して生物学的製剤を使用した治療も行っております。

<DPCについて>
1…帯状疱疹で、抗ウイルス剤等の薬剤による治療を行ったもの
2…蜂巣炎(蜂窩織炎)で、ペニシリン製剤等の薬剤による治療を行ったもの
3…円形性脱毛症や医原性脱毛症による入院
4…薬疹や食物性皮膚炎等による入院
5…アトピー性皮膚炎で、軟膏(外用薬)や内服による治療を行ったもの

泌尿器科

患者数:泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし 110 2.05 2.53 0 69.32  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 49 14.88 12.63 0 67.69  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 38 7 7.2 0 75.18  
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 37 6.7 5.62 2.7 62.92  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 29 10.69 10.97 0 72.41  

泌尿器科では、尿路(腎臓・尿管・膀胱・前立腺・尿道)のがん・結石・感染症、及び排尿障害(前立腺肥大、尿失禁、頻尿)などの疾患について検査・治療を行っております。
疾患により、腹腔鏡や内視鏡、レーザーや体外衝撃波など、侵襲性の低い(身体にやさしい)治療法を実施しております。

<DPCについて>
1…前立腺がんで、前立腺生検目的の入院
2…前立腺がんでロボット(ダヴィンチ)支援による前立腺全摘術を行ったもの 
3…膀胱がんで経尿道的悪性腫瘍手術を行ったもの
4…尿管結石や腎結石でレーザーを用いた経尿道的結石除去術を行ったもの
5…膀胱がんで抗癌剤による化学療法を実施したもの

耳鼻いんこう科

患者数:耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 29 5.72 7.89 0 16.07  
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 19 3.26 5.1 0 72.32  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 18 6.83 5.43 5.56 44.22  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 17 9.18 7.04 0 58.94  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 10 9.8 9.02 0 58.7  

耳鼻いんこう科では、中耳炎や副鼻腔炎などの耳や鼻の疾患だけでなく、舌がんや咽頭・喉頭がん、甲状腺や耳下腺の腫瘍など、首から頭の間の様々な疾患の治療を行っております。
がん治療においては、手術を主体に、抗がん剤治療や放射線治療を組み合わせた治療も行っております。

<DPCについて>
1…慢性扁桃炎や扁桃肥大で扁桃摘出やアデノイド切除の手術を行ったもの 
2…めまい症や前庭神経炎による入院
3…急性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍などで抗生剤治療を行ったもの
4…慢性副鼻腔炎で副鼻腔手術を行ったもの
5…突発性難聴による入院

呼吸器外科・呼吸器内科

患者数:呼吸器外科・呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 51 4.35 3.43 1.96 74.71  
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり 42 10.71 17.28 0 64.24  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 28 14.39 10 0 69.5  
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 28 10.43 11.87 0 71.29  
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 17.17 8.98 0 67.79  

※平成30年度より呼吸器内科は入院診療を休止し、外来診療のみ受け入れております。
呼吸器内科では、肺炎や肺気腫、気管支喘息といった内科的疾患を主に担当しますが、肺がんの化学療法も行っておりました。また、結核病床を有しておりますので、肺結核の患者さんも受け入れておりました。
一方、呼吸器外科では、肺がんの手術や化学療法の他、気胸の手術等の治療を担当しております。一部の肺手術においては、胸腔鏡を用いて行うことで、患者さんの身体への負担の軽減に努めております。

<DPCについて>
1…肺がんで、肺・気管支の生検を行う検査入院
2…肺がんで化学療法(別に指定のある特定薬剤以外の抗がん剤を使用)を行い、入院中に肺炎や敗血症等の疾患があったもの 
3…肺がんで化学療法(別に指定のある特定薬剤以外の抗がん剤を使用)を行ったもの
4…肺がんで入院し、胸腔鏡による肺切除手術を行ったもの
5…気胸による入院で、手術を行わなかったもの

血液内科

患者数:血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 50 17.14 16.17 0 67.22  
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり 37 51.7 40.13 0 64.78  
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 18 34.89 32.36 0 64.78  
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 14 25.71 21.33 0 72.57  
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 13 16.77 23.43 0 70.62  

血液内科では、急性白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液悪性疾患をはじめとする血液疾患の診断並びに治療を行っております。病棟にはクリーン・ルーム(無菌治療室)を備えており、志太榛原2次医療圏内で唯一の血液疾患入院受入施設として、診療体制の維持に努めています。

<DPCについて>
1…悪性リンパ腫で、リツキシマブ(商品名:リツキサン)による化学療法を行ったもの
2…急性骨髄性白血病で化学療法(別に指定がある薬剤以外)と輸血を行ったもの 骨髄異形成症候群や不応性貧血で、アザシチジン(商品名:ビダーザ)の投与を行ったもの
3…悪性リンパ腫で、リツキシマブ(商品名:リツキサン)の投与、及び輸血や造血幹細胞採取を行ったもの
4…骨髄異形成症候群や不応性貧血で、アザシチジン(商品名:ビダーザ)の投与と輸血を行ったもの
5…多発性骨髄腫で、手術処置2において5番に該当する特定薬剤※による化学療法を行ったもの
※ボルテゾミブ(商品名:ベルケイド)、レナリドミド水和物(商品名:レブラミドカプセル)、カルフィルゾミブ(商品名:カイプロリス)など

糖尿病・内分泌内科

患者数:糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 あり 85歳未満 37 20.65 15.14 0 61.3  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 24.48 20.92 13.79 87.59  
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 85歳未満 27 11.81 12.41 0 59.63  
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 18.45 13.5 10 62.5  
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 17 3.65 6.35 0 58.18  

糖尿病・内分泌内科では、糖尿病とその合併症、甲状腺疾患や間脳下垂体副腎病変などの疾患の診断・治療・指導を行っております。糖尿病の食事療法では、集団もしくは個別の栄養指導を行って教育効果を検討したり、食堂に集まって会食しながら栄養の説明・指導を受けたりと、教育に重点をおいた診療体制をとっています。甲状腺疾患ではホルモン関連検査やエコー、シンチや生検等を行い、診断をしております。

<DPCについて>
1…2型糖尿病(胃がんや認知症、肝硬変等の併存疾患がある)で、入院中にインスリン注射を行ったもの
2…誤嚥性肺炎による入院 2型糖尿病(胃がんや認知症等の併存疾患がある)による入院
3…2型糖尿病(胃がんや認知症、肝硬変等の併存疾患がある)による入院
4…糖尿病性ケトアシドーシス(ケトーシス)による入院
5…原発性アルドステロン症による入院
(1位と3位の2型糖尿病分類は、いずれも末梢血管障害等の循環不全もしくは多発糖尿病合併症のある85歳未満の患者です)

腎臓内科

患者数:腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 12.37 8.75 0 69.42  
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 29.07 12.05 3.33 78.23  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 29.27 20.92 22.73 86.23  
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし 18 6.5 7.18 0 47.06  
110280xx99001x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 17 34 19.08 5.88 76.53  

腎臓内科の対象疾患は、腎臓移植を除くすべての腎臓疾患です。腎生検による疾患の診断と治療、ネフローゼ症候群やANCA(抗好中球細胞質抗体)関連腎炎に対するステロイドや免疫抑制剤の投与、血液透析や腹膜透析の導入や維持管理を行っております。その他、活動性のIgA腎症への扁摘パルス療法や、多発性のう胞腎へのトルバプタン治療なども行います。

<DPCについて>
1…慢性腎不全で、内シャントまたは外シャントの設置術や血管移植術等の手術を行ったもの
2…慢性腎不全による入院
3…誤嚥性肺炎による入院
4…慢性腎不全で、腎生検目的の検査入院
5…慢性腎不全で、入院時に併存、あるいは入院後に発症した肺炎や誤嚥性肺炎の治療を行ったもの

脳卒中科

患者数:脳卒中科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 53.93 18.72 17.86 67.36  
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 28 35.29 16.16 21.43 72  
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 27 16.15 16.18 0 65.74  
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 14 33.14 18.22 0 70.29  
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 14 26.86 18.38 7.14 75  

脳卒中科では、主に脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの疾患の治療を行っております。手術以外の処置や注射、投薬で治療を行いますが、手術が必要となる場合には、脳神経外科にて手術治療を行う体制となっております。 当院は回復期リハビリ病棟を併設しておりますので、急性期治療後の質の高いリハビリテーションも提供しております。

<DPCについて>
1…視床・被殻・皮質下などの脳出血(JCS10未満)で入院し、手術を行わなかったもの
2…脳梗塞での入院で、手術は行わず、リハビリテーションを行ったもの 
3…脳梗塞での入院で、手術は行わず、エダラボン(商品名:ラジカット)の投与を行ったもの
4…脳梗塞での入院で、手術は行わずエダラボン(商品名:ラジカット)の投与を行い、てんかん・心房細動・水頭症等の副傷病があるもの
5…脳梗塞での入院で、手術は行わずリハビリテーションを行い、てんかん・心房細動・水頭症等の副傷病があるもの

◆JCS(Japan Coma Scale)
意識障害レベルの分類法。患者の状態を3桁(刺激を与えても開眼しない)、2桁(刺激を与えると開眼する)、1桁(開眼している)に分類し、さらにそれぞれを3段階に評価するため、「3・3・9度方式」とも呼ばれます。

[Ⅲ:刺激をしても覚醒しない状態]
 300:痛み刺激に全く反応しない
 200:痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
 100:痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
[Ⅱ:刺激をすると覚醒する状態]
 30:痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する
 20:大きな声または体を揺さぶることにより開眼する
 10:普通の呼びかけで容易に開眼する
[Ⅰ:刺激しないでも覚醒している状態]
 3:自分の名前、生年月日が言えない
 2:見当識障害がある
 1:意識清明とはいえない

◆発症前Rankin Scale
脳卒中発症前の活動度合いや機能自立度の評価方法です。0~5の6段階で評価します。
[0:まったく症候がない](自覚症状および他覚徴候がない状態)
[1:明らかな障害はない]日常の勤めや活動は行える(自覚症状および他覚徴候はあるが、発症以前から行っていた仕事や活動に制限はない状態)
[2:軽度の障害]自分の身の回りのことは介助なしで行える(発症以前から行っていた仕事や活動に制限はあるが、日常生活は自立している状態)
[3:中等度の障害]何らかの介助を必要とするが、歩行は介助なしに行える(買い物や公共交通機関を利用した外出などには介助を必要とするが、通常歩行、食事、身だしなみの維持、トイレなどには介助を必要としない状態)
[4:中等度から重度の障害]歩行や身体的要求には介助が必要(通常歩行、食事、身だしなみの維持、トイレなどには介助を必要とするが、持続的な介護は必要としない状態)
[5:重度の障害]寝たきり、失禁状態、常に介護と見守りを必要とする(常に誰かの介助を必要とする状態)

 

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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がん患者数
  初発 再発 病期分類基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 12 - 10 28 14 61 1 8,7
大腸癌 13 29 27 33 16 38 1 8,7
乳癌 - 18 11 - - 18 1 8,7
肺癌 23 - 31 33 51 95 1 8,7
肝癌   11 - - - 55 1 8,7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院に入院し、がんの診療を受けた5大がんのステージ別患者数です。
初めての治療(初発)の場合のがんの進行度(ステージ:StageⅠ~Ⅳまたは不明)別の患者数、また再発で入院治療を受けた患者数を集計したものです。
平成30年度はUICC TNM分類の第8版(最新版)もしくは第7版で分類しています。

胃がん…比較的初期段階といえるステージⅠと、遠隔転移のあるステージⅣが多い。
大腸がん…各ステージに患者がいるが、特にステージⅡ以上の、がんが進行した患者が多くなっている。再発患者も多い。
乳がん…ステージⅢまでの患者と再発の患者のみである。
肺がん…ステージⅣの患者が最も多い。生検後の病理診断結果が出る前で、ステージ不明の患者が多数おり、再発患者も多い。
肝がん…初発ではステージⅡのみ。再発患者の方が多い。
※初発のステージが不明の患者は、入院中にステージの病理診断が出ていない患者です。
◆UICC TNM分類
UICC(国際対がん連合)によるがんの分類方法。原発がんの大きさ、広がり、深さ(T)、原発がんの所属リンパ節転移の有無と範囲(N)、他の臓器への遠隔転移の有無(M)による病期分類(ステージ判定)を行うものです。

 

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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肺炎患者数
  患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 22 11.5 61.91
中等症 168 17.43 80.08
重症 83 24.33 85.59
超重症 21 21.62 86.52
不明 - - -

日常生活をしている中で発症した肺炎(市中肺炎)の重症度を集計したものです。重症になるほど、患者の平均年齢も高くなり、在院日数も長くなる傾向にあるのがわかります。
※20歳以上の患者が対象で、誤嚥性肺炎や間質性肺炎、ウイルス性肺炎の患者は除外しています。
※市中肺炎の重症度は「A-DROPスコア」で判定しています。

◆A-DROPスコア
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN 21mg/dl以上 または 脱水あり
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):収縮期血圧 90mmHg以下

<A-DROPスコアによる重症度判定基準(該当数)>
0個…軽症 外来治療
1~2個…中等症 外来または入院治療
3個…重症 入院治療
4~5個…超重症 ICUや重症個室へ入院

 

脳梗塞の患者数等

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脳梗塞の患者数
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 251 44.43 76.17 13.48
その他 16 27.88 78.06 0.75

脳梗塞の患者について、発症から入院までの日数別に集計したものです。
脳梗塞の患者の94%が、発症から3日以内に入院しています。 「その他」は、発症4日目以降の入院もしくは無症候性の脳梗塞を示しています。 14%の患者が他の医療機関へ転院しており、転院先は、回復期リハビリ病棟を有する他の病院や、療養病棟を有する他の病院です。

 

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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各診療科で行った手術を集計し、実施患者数上位の手術を5つ公表します。
ただし、患者数が10未満の場合、患者数・平均在院日数などはすべて「-」と表示しています。

消化器内科

手術数:消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 89 3.66 8.12 1.12 80.7  
K654 内視鏡的消化管止血術 48 1.75 12.17 2.08 72.6  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 46 2.48 3.37 0 71.89  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 37 1.51 6.89 0 73.38  
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 27 5.37 3.22 0 54.52  

消化器内科では内視鏡を用いて行う手術が多くなっています。
「K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)」は、肝臓等の動脈を薬剤を用いてレントゲン透視下に塞栓します。 「K635 腹水濾過濃縮再静注法」は難治性腹水や肝性腹水などの疾患で、腹腔穿刺で採取した腹水をろ過・濃縮し、静脈内に点滴注入するものです。

循環器内科

手術数:循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 74 2.86 2.65 2.7 70.74  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 68 0.01 14.69 4.41 72.51  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) 41 3.85 9.85 4.88 81.63  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 39 1.33 6.18 0 70.49  
K597-2 ペースメーカー交換術 14 0.93 6.43 0 81.21  

経皮的冠動脈ステント留置術は、緊急手術(来院してすぐに行うこと)が多いため、平均術前日数が0に近い値となります。
「K5972 ペースメーカー移植術」は、ペースメーカーを初めて移植する際に算定する診療報酬です。 「K597-2 ペースメーカー交換術」は、ペースメーカー本体の交換や電池消耗、電気回路の故障等で手術を行った際に算定する診療報酬です。 ペースメーカー関連手術の患者年齢が80歳を超えており、患者の高齢化が進んでいます。

外科

手術数:外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 92 1.55 3.38 0 67.95  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 47 5.34 9.34 0 65  
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 36 0.33 5.58 0 74.92  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 34 5 19.15 0 75.29  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 31 1.19 5.45 0 34.71  

外科の手術は、患者さんの身体の負担軽減にもつながる腹腔鏡を用いたものが多くなっています。
「K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)」は、そのほとんどが手術目的で予定入院され、概ね入院から5日~6日で退院されます。 ヘルニア手術のほか、腹腔鏡を用いる手術では、胆のう摘出術や結腸の悪性腫瘍手術、虫垂切除術が多いです。

整形外科

手術数:整形外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 151 3.4 48.17 5.96 83.87  
K0821 人工関節置換術(膝) 等 50 1.3 33.56 2 72.94  
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 40 2.78 19.1 2.5 56.6  
K0811 人工骨頭挿入術(股) 40 4.73 41.2 15 82.95  
K0731 関節内骨折観血的手術(肘) 等 14 3.43 40.71 0 65.14  

整形外科の手術は、四肢の骨折に対する観血的手術(骨接合術)や人工関節挿入術が多く、平均年齢も80歳を超えるものが多いです。
「K0821 人工関節置換術(膝)」は、変形性膝関節症に対して、人工膝関節を挿入する手術です。

形成外科

手術数:形成外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 11 0 2.55 0 75.55  
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) - - - - -  
K0842 四肢切断術(指)(足) - - - - -  
K0064 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径12㎝以上) - - - - -  
K0053 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) - - - - -  

形成外科では、皮膚腫瘍の摘出術や切除術の患者数が多いです。また、糖尿病性足壊疽や下肢動脈閉塞による足の指の切断術も行っています。

脳神経外科

手術数:脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 48 1.58 11.9 2.08 80.19  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 27 3.48 16.04 0 72.11  
K1781 脳血管内手術(1箇所) 15 5.73 34.8 0 62.87  
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 14 7.36 51.57 21.43 64.64  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) - - - - -  

脳神経外科の手術は、開頭して行うものと、血管造影をしながらカテーテルにより治療を行うものが主な手術となります。 「K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」は、頭蓋内を穿孔・洗浄ししてドレナージを行う手術です。 「K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他)」など、脳腫瘍の摘出術も増えてきています。

泌尿器科

手術数:泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 49 1.61 4.55 0 75.02  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 49 2.43 11.45 0 67.69  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 39 1.62 4.54 2.56 63.15  
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 27 0.15 1.3 0 63.15  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 26 2 5.69 3.85 64.42  

泌尿器科の手術は、膀胱がん・前立腺がんの手術や、腎・尿路尿管の結石除去手術が多いです。
「K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)」は手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いて行っており、実施件数は増加傾向にあります。

耳鼻咽喉科

手術数:耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 28 0.79 4.25 0 15.79  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 13 1.15 7.08 0 60.92  
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術 - - - - -  
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) - - - - -  
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) - - - - -  

「K3772 口蓋扁桃手術(摘出)」は慢性扁桃炎や扁桃肥大で扁桃を摘出する手術で、患者は小児から30歳代が多いです。 このほか、副鼻腔炎の手術や甲状腺がんの切除術などを行っています。

呼吸器外科

手術数:呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 22 1.23 9.95 0 71.64  
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 14 4.43 12.21 0 35.5  
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他のもの) - - - - -  
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -  
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -  

呼吸器外科では肺がんや肺のう胞、気胸などの手術を行っています。 これらの手術では、胸腔鏡を用いた低侵襲手術を行うことが多いです。

腎臓内科

手術数:腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 45 3.2 12.6 4.44 67.56  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 17 13.35 16.59 5.88 71.53  
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 10 7.3 29.7 0 74.6  
K6147 血管移植術(その他の動脈) - - - - -  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) - - - - -  

腎臓内科の手術は、人工透析や腹膜灌流に関わるものが多いです。 「K6147 血管移植術」は、傷んだ血管を人工血管に置き換える手術です。

脳卒中科

手術数:脳卒中科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) 21 3.76 88.19 19.05 75.71  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 0.17 70.17 8.33 80.67  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -  
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -  
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈) 等 - - - - -  

脳卒中科では、頭蓋内血腫除去や経皮的脳血栓回収術、脳動脈瘤のクリッピングや脳血管のコイル塞栓術が多いです。

 

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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その他
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 12 0.17
180010 敗血症 同一 39 0.54
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 17 0.24
異なる - -

播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、真菌感染症、手術・処置等の合併症の診断群分類を選択した患者の数と発生率を示したものです。
【「180040:手術・処置等の合併症」を選択した患者の具体的な合併症】
V-P(脳室-腹腔)シャントの機能不全もしくは感染症…5人
術後の創部感染…4人
処置後出血・術後血腫 … 3人
透析シャント・腹膜灌流出口の感染症…2人
人工股関節のゆるみ…1人
カテーテル感染症…1人
造影剤ショック…1人
予防接種副反応…1人

更新履歴

R1年9月30日:「平成30年度 病院指標」を公開します。
 

文責:医事課

カテゴリー

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